長崎県土地家屋調査士会 広報見聞録

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2016.06.16 Thursday第5回公嘱協会公開講演会の報告


第5回公嘱協会公開講演会報告

広報部  稲益 哲也
 
平成28612日(日)午後130分より諫早市中央公民館にて第5回公嘱協会公開講演会が開催されました。
今回の講演会の内容は『伊能忠敬が長崎を測る!』というタイトルのとおり、伊能忠敬の偉業について学ぶものでした。
 ちなみに、伊能忠敬については大変有名な人物であることから、ご存知の事と思います。55歳から73歳までの間に、日本全土を測量し、「大日本輿地全図」を完成させました。そのような偉大な人物についての講演会ということもあり、天候が悪い日曜日にもかかわらず、大勢の方がお見えになりました。
伊能忠敬研究会の名誉代表である渡辺一郎氏を講師としてお招きし、講演を行っていただきました。
会場内
 講演内容では最初に伊能忠敬についての解説を行いました。その内容は伊能忠敬は1745年に千葉県九十九里で生まれ、幼名は三治郎、18歳で伊能家当主となり、やがて村の名手を経て、村方後見に任命されて活躍をしていました。49歳で隠居し、50歳のときに江戸を出て、天文学者である高橋至時に弟子入りしました。その後の55歳で測量の旅へ出て18年間を費やし、日本すべての海岸線を歩き、地図作成という大事業を達成したことを、詳細に資料を交えて講義をしていただきました。
講演者
現代のトータルステーションのような測量機器が存在しなかった時代でありながら、当時の測量機器(展示品として数点を紹介)と測量法(導線法といわれる多角測量で、一地点から次の地点へ距離と角度を測る方法であり、後会法などの測量法を加えて諸位置の精度を高めたもの)を駆使し、非常に精度の高い地図を作製されたことは大変偉大な功績だと思います。それ以上に驚いたことは、高齢にもかかわらず、地球一周分の距離約4万キロメートルを測量して歩いたという事、そのうえ伊能忠敬の測量は、夜中のうちに宿を出発して目的地まで歩き、測量の準備を行い、夜明けと同時に測量作業開始といった過酷な作業を日々繰り返されていたとのことです。興味深かった講演内容で、伊能隊による九州各県の測量日数は延べ1470日であり、そのうち長崎県は延べ558日滞在、宿の提供などの協力者が全国14000人のうち、長崎県は全国で最も多い1520人ということでした。このことについて渡辺氏から「長崎県は伊能隊にとって縁が深い土地」であったことを語られました
質疑応答
 講演が終わると次に、会場の方々との質疑応答が始まりました。質問のなかで伊能忠敬のNHK大河ドラマの制作予定の経過を教えてほしいとの質問も出てきました。渡辺氏は2018年をドラマ放送を目標としたいが、色々な課題があり大変難しいとのことです。ぜひNHK大河ドラマの放送を楽しみにしたいと思います。また海運関係の仕事をされている方の質問で、伊能忠敬の測量について、緯度とその方向の距離は現在の地図と比べほぼ正確だと知っていたが、経度の正確さについては実際どうだったのか?との専門的な質問がありました。当時の測量機器等の事情により、経度については正確に測量できなかったため、現在の地図とはズレが生じているとの渡辺氏からの回答があり、この質疑応答を聞いていた私も大変勉強になりました。
 講演が終わりましたが、会場には伊能忠敬が当時の測量に使用していた測量器具が数点展示されており、来場された方も熱心に観察していました。
 会場外には、当時の長崎各地を測量し作成された地図も展示されており、現在住んでいる場所は伊能隊が地図を作製した当時はどのような地形だったのかを調べている方もいらっしゃいました。
会場外
 講演及び展示品や資料の見学によりたくさんの事を学ぶことが出来、とても有意義な時間を過ごせたと思います。講演していただきました渡辺一郎様ありがとうございました。それと公嘱協会の方々も大変お疲れ様でした。
 
最後に今回会場に展示されていた測量機器を紹介します。
 <鉄鎖>
鉄鎖
距離測定用に使用された鉄鎖は現存しておらず、実際はどのような形であったのかは不明です。展示品はレプリカです。
 
 
 <間縄>
間縄
距離測定用の縄であり、縄は価格が安いが水分による伸縮があり、強度が弱く、強風に煽られるなどの問題もあり、鉄鎖とともに併用されたとの事です。
 
<小象限儀>
器具1
道路の勾配を測るものであり、割円八線対数表(現在の関数表に相当するもの)により道路の斜距離を平面距離に変換するために利用されたものです。
 
 <彎窠羅鍼>
「わんからしん」と読み、測量では、距離とともに測線の曲がり角で各地点の方位を測るのに使われたものです。
 
 
<半円方位盤>
器具3
遠方の目標となる山岳、島嶼、岬などの方位を精密に測るために使われました。
 
 梵天
竹竿の先に数枚の紙や布を短冊状に吊した目標物であり、測線の曲がり角に立てながら、各直線の距離と方角を測ったものです。 竹竿の長さは、3間(約5.4m)という長いものでしたが、今回の展示品は公嘱協会手作りのレプリカであり、実際の長さと異なります。
 


 
| chousasingsk3 | 広報部より | 19:53 | - | - |

2016.05.24 Tuesday大村市との大規模災害発生時における復興支援活動に関する協定調印式

大村市と大規模災害発生時における復興支援活動に関する協定調印式
 
広報部 松本忠寿
 
 平成28年5月23日(月曜日)に大村市と表記協定の締結に伴い調印式が園田裕史大村市長をはじめ、長崎県土地家屋調査士会より針本久則会長、船津学副会長、角良一業務部長、吉村光昭大村市部長他の出席のもと行われました。
 
協定書に署名する園田市長と針本会長
 
協定締結後の記念撮影
 

協定の概要は以下のとおりです。

1,協定締結の目的
 大村市において風水害、地震等による大規模な災害が発生した場合に、専門の知識を有する土地家屋調査士の方々に、家屋の被災状況を迅速な調査等の支援をしていただくことにより、被災された市民の一日も早い生活再建ができることを目的とする。

2,支援活動の内容
 大村市の要請を受けて、長崎県土地家屋調査士会が実施する支援活動の内容は次のとおり。
 ・家屋被災認定調査
 ・境界問題等に関する相談所の開設

3,協定締結の効果
 大規模な災害が発生し、多くの市民の家屋等に被害が生じた場合には、家屋の被害認定を早急に行うことが必要となります。
 本協定により、長崎県土地家屋調査士会の組織的な支援を迅速に受けることが可能となれば、被災者の方々の一日でも早い生活再建に寄与することが期待できます。


 協定調印式で、園田裕史大村市長は、「熊本地震を受け、いかに準備をしておくかが大切か痛感した。協定締結を心強く感じている」と話し、針本久則会長は、「行政からの要請を待つ前に、こちらから働きかけを行いたい」と挨拶しました。

 
 今回の大村市との協定締結は、長崎県、長崎市、諫早市、島原市に続いて5件目となりました。地元のケーブルテレビの取材を船津副会長と角良一業務部長が受け、これまでの県内における協定締結の例や土地家屋調査士会の取り組みを説明していました。

 
おおむらケーブルテレビの取材に応じる角業務部長と船津副会長


 
| chousasingsk3 | 災害復興支援協定 | 15:32 | - | - |

2016.03.25 Friday第1回長崎県若手士業交流会の報告

1回長崎県若手士業交流会の報告
  広報部 稲益哲也
 

 平成28318日(金)1800から長崎市の大型百貨店・夢彩都近くに位置する出島ワーフ内のドラゴンワールドにて記念すべき第1回長崎県若手士業交流会が開催されました。この交流会は、長崎県弁護士会から提案された企画であり、若手弁護士の先生方が「他の士業の先生方と交流する機会を持ちたい」との要望から、長崎県の各士業会へと交流会への参加を募ったものでした。
1
長崎県土地家屋調査士会から私、稲益と船津学会員、清水寛之会員、山口賢一会員、前川賢一会員、森直明会員の6名が参加しました。その他士業会からは弁護士会から15名、不動産鑑定士協会から2名、司法書士会から4名、中小企業診断士協会から6名、税理士会から14名、行政書士会から15名、社会保険労務士会から10名と総勢72名の若手士業の先生方が参加され、大盛況となりました。
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今回主催していただきました弁護士会担当委員長により、「今回の交流会が各士業の先生方の良い機会になれれば」とのご挨拶を頂きました。
3
次に乾杯前のミニ話として、弁護士会の先生からのお話しがありました。先日の最高裁による判決が行われたJR側からの賠償金が求められている認知症事故訴訟の裁判の件について、何を争点として今回の判決に至ったのか等を弁護士の先生の専門的な見解を、短い時間でしたが講義をして頂き、改めて法律の勉強をさせていただきました。
その後、行政書士会の梅枝先生から乾杯音頭が行われ、いよいよ親睦会が開催されました。
乾杯したもの束の間、やはり交流会ということもあり、各先生方からのご挨拶や名刺交換が頻繁に行われ、こちらも負けずとテーブルに置いてあったピッチャービールを片手に接待営業さながらの挨拶回りや名刺交換などを行い、たくさん持ってきたはずの名刺が無くなってしまうほど挨拶回りに没頭しました。また普段知ることのできない業界の事、苦労した体験談や若手先生方らの将来の目標等など、お酒を飲みながらの楽しい話題が尽きませんでした。   
このような楽しい交流会の時間もあっというまに終え、「そろそろ、お開きのお時間となりました」との声と共に、締めのご挨拶を税理士会の神田先生から頂きました。
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 2時間の楽しい時間の間で皆すっかりほろ酔い気分になり、開始前では堅い表情をしていた先生方も、いい表情へと変化していました。最後に、ドラゴンワールド会場にて参加者総勢72名の大集合写真撮影を終え、第1回若手士業交流会が終了しました。
今回の交流会で、結構多くの女性の先生方がご活躍されていることが印象に残りました。また今回企画していただいた弁護士会の先生方の要望と同じく、各先生方も「このような他の士業の方々との交流の機会を待っていた」とのお話しも受けました。私もこのような交流会の機会を設けて頂きました弁護士会の方々そして他の士業の方々にとても感謝しています。
2回若手士業交流会で先生方と、またお会いできることを楽しみにしています。
 
| chousasingsk3 | 広報部より | 13:10 | - | - |

2016.01.28 Thursday島原市との空家等対策に関する協定書調印式

島原市との空家等対策に関する協定書調印式
広報部  稲益哲也

 平成28127日に島原市と、空き家の有効活用や撤去などの対策についての「空家対策に関する協定書」の締結に係る調印式が島原市役所2階第2応接室において、古川隆三郎島原市長をはじめ、長崎県土地家屋調査士会より針本久則会長、船津学副会長、嶋隆信社会事業部長、松本忠寿広報部長、中川忠則島原支部長(島原市議)の出席のもと執り行われました。
 

 
 本協定書では、空家の対策においての土地家屋調査士への支援内容の説明がなされ、調印者の古川島原市長、針本長崎県土地家屋調査士会会長及び各出席者の紹介後、協定書に署名捺印され、島原市と長崎県土地家屋調査士会間で協定書が交わされました。



 
 現在の島原市は、1年以上使用されていない空家の数が約680軒存在しているとの深刻な状況であり、空き家対策へ向けての早急な対応が望まれています。今後は空家対策を行うために、専門家を交えた協議会を設置する予定ということです。
今回の協定書締結により長崎県土地家屋調査士会は、協議会メンバーに加わり、行政からの依頼による空き家への立ち入り調査や建物滅失登記、建物表題変更登記、境界確認業務等の専門性を生かした分野で地域社会へ協力でき、社会に大きく貢献できるものだと思いました。
<島原守護神・しまばらんPR活動>


 
| chousasingsk3 | 災害復興支援協定 | 21:27 | - | - |

2015.12.18 Friday長崎県立鹿町工業高校出前授業取材報告

長崎県立鹿町工業高校出前授業取材報告
広報部 稲益哲也
 
 

 平成271217日(火)1055分から1520分まで長崎県立鹿町工業高校において、土木技術科2年生男子40名を対象に、佐世保支部主催による座学及び測量技術講習のための出前授業が行われました。今回の出前授業の様子をご紹介させていただきます。    
 
【長崎県立鹿町工業高校】

 今回の授業内容は、午前中に「土地と境界線」のテーマを基に座学が行われ、午後からは測量実習が予定されました。当日は明け方まで雨が降っていたことにより、午後からの野外実習への心配がありましたが、昼前から天候が回復し、予定通りに野外実習を行なうことが出来ました。
 座学では、前川会員による世間一般の住宅地図と公図の違い、登記簿や地積測量図の解説から土地家屋調査士の平均年収は?といった興味深い事までの楽しい内容の講義が行われました。
 
【座学の様子】

 休憩後、山口会員による測量の歴史・不動産についての講義が行われました。不動産の価格の内容で、1嵎佞蠅猟杭蟷埣羶管瑤療效呂硫然覆蓮では福岡の天神はその何倍?では東京新宿では?銀座では?といった生徒さんへの質問形式の講義もあり、生徒さんも、楽しそうに講義を受けていた様子でした。その後、池田会員による空家対策特別措置法による講義、稲田会員によるマイナンバー制度の講義が行われ、午前の部の座学講義が終了しました。

 午後からは生徒達が各班に分かれ、測量機器を使用した野外実習が行われました。天候が回復し、青空の下での実習でしたが、この日は気温が低く、冷たい気候の中での講義となりました。
【野外実習の様子】
 三脚の据え方、ピンポールの正しい使用方法など各会員の指導のもと、おぼつかないが、一所懸命に作業を頑張っていました。事前に出されていた課題をやり遂げるため、早く終わった班、時間がかかった班ありましたが、最後まで残った班も寒いなか頑張って課題をやり遂げました。
【野外実習の様子】
 


 場所を教室へ変え、野外実習で生徒達が実測した成果の検証、また各班、地積測量図記載の座標値をプロット・結線し図面作成、三斜による求積作業が行われました。生徒達も各会員による助言を参考に作業に取り組んでいました。

【教室での実習の様子】

 最後に生徒代表による感謝の言葉を頂き、出前授業は終了となりました。毎年恒例となっている鹿町工業への出前授業をご紹介させていただきましたが、生徒さん達は将来、さまざまな分野での仕事でご活躍されることでしょう。その中で、今回の出前授業の受講により、土地家屋調査士という仕事に少しでも関心を持っていただき、将来この生徒さん達から、一人でも多くの人に土地家屋調査士としての職業でご活躍をしていただけたらと思いました。

 
 
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